[映画の雑談]あけましておめでとうございます
2021年もあっという間に終わり、2022年の幕開けですね。いやー、めでたい。
タイトルだけわかっている作品、出演者が決まり出している作品、延期していたけどやっと公開が決まった作品。今年もどんな作品に出会えるか、今からとっても楽しみ。
さて、去年劇場で見た映画で印象に残っているものを3つくらい書き留めておこうかな。
『去年劇場で見て印象に残った映画』
まず、マッツ・ミケルセンのアナザーラウンドめっちゃ良かったです。デンマーク映画はドラマの書き方がとてもうまくて好き。
シャンチーとモータルコンバットは、ハリウッド映画界でのアジア描写に革命をもたらした作品だと思う。あと、モータルコンバットは真田さんに出会った映画だしね。これからも、作り手演じ手のリスペクトが詰まった作品が見たいです。
個々の作品紹介はまた今度!
では、今年もよろしくお願いします。
- LAサンタモニカ・ピアからの朝日
- 映画のお供になる前のやつ
『君に読む物語』門松や 冥土の旅の一里塚
めでたくもあり めでたくもなし。一休宗純の歌だそうだ。
この歌は、今読んでいる伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」に「一里塚」とうい言葉が出てきて意味がわからなくて調べている中で知った。(ちなみにこの本は、来年公開予定のブラピ主演「Bullet Train」の原作です。)
本を読むと知らない言葉に出会う。私にとって言葉との出会いはとても嬉しい事だ。自分を表現する、なにかを感じ取る色がより明確になる気がする。
『君に読む物語』
療養施設で老女に一冊の本を読み聞かせる同い年くらいの男性デューク(ジェームズ・ガーナー)。老女(ジーナ・ローナンズ)は、認知症を患っているが彼の語りかける言葉に何か懐かしいものを感じる。デュークが読み聞かせる話は、ノア(ライアン・ゴズリング)とアリー(レイチェル・マクアダムス)の物語だ。その物語の主人公の1人ノアは一途だけどすごく強引で、アリーと出会ったその日からアプローチを開始。街でたまたま出会ってデートの申し込み、天真爛漫なアリーでも困惑気味だ。しかし、友達に誘われたダブルデートの帰り自分の事を話し、道路に横たわって度胸試しをした事が彼女の心を解放する。互いにより惹かれてゆくその甘く切ないストーリーの結末とは。この作品、私はなぜ今まで見なかったんだろうと思うほど良かった。ライアン・ゴズリングは言わずもがな、レイチェル・マクアダムスの笑った顔が最高に可愛いかった。
私は言葉や知識は世界をより鮮やかにしてくれると信じている。歳をとり過ぎゆく1年ですが、来年もまた知らない色を探しに広い世界へ出かけたいと思う。
- 君に読む物語
- 2004年作品
- ライアン・ゴズリング主演
- レイチェル・マクアダムス 他
『キングスマン:ファースト・エージェント』今日はクリスマスだけど、それどころではない。
友達の子供に「がーん。」って言う?って聞いたら、「うーん…使わん…かな。」「がーん。」
いや、キングスマンなかなか公開されなくて、延期のお知らせ出るたびに「がーん。」ってなったなぁと、ふと思い出しました。
待ってました。ほんとに待ってました。待ちくたびれたよ。昨日いち早く仕事終わりに見てきました。ネタバレなしでお送り致します。
『キングスマン:ファースト・エージェント』
史実を織り交ぜながら KM創設にまつわる前日譚を描いた作品。この物語の主要人物は、英国行末の鍵を握るオックスフォード公(レイフ・ファインズ)、その息子コンラッド(ハリス・ディキンソン)、戦争を裏で牛耳る黒幕(見てのお楽しみ)、その手下ラスプーチン(リス・エヴァンス)あと、オックスフォード公の仲間たち(見てのお楽しみ)。鑑賞後、キングスマンシリーズの中で一番好きかもしれないと思った。マシュボン監督ならやりかねんなという展開も色々あったが、個人的にはすごく良い選択。あと、コリンやタロンがいないKMは寂しいかなと思ったけど、レイフファインズがとにかく素敵でそんな事一瞬で払拭できた。それに、画面の作り方がすっごく好み。英国人とロシア人のなじり合いも面白かったしほんと待ってて良かった作品でした。しかし、あの辺従兄弟同士やったんやな。知らなかった。欧州の姻戚関係って複雑なのね。
キングスマンが好きすぎて、単身ロンドンまで行ったのよ。映画はどこまでも私を突き動かすわ。また今度ロケ地の話とか書きます。
関連作品
『ホリデイ』たまには集まりたいのよ
もうすぐクリスマス。私イベント事に疎くて社会人になるまでクリスマスが何日なのかよくわかってなかった。嘘のような本当の話。ちなみに、関西人は『嘘やん』を『うせやん』って言います。ほんまやで。
ま、そんな事はどうでもよくって。最近は、友達とクリスマスパーティと銘打って集まったりするのでクリスマスがいつなのかわかるようになってきました。
いやー、社会人になると皆それぞれ生活が忙しいので集まる名目が欲しいんですよ。
『ホリデイ』
クリスマスっぽい映画沢山ありますが、この話が好き。(もちろん、ダイハードも好きですよ。)恋愛が上手くいかず、愛ってなんだろうと悩む二人の女性アマンダ(キャメロン・ディアス)とアイリス(ケイト・ウィンスレット)がクリスマスホリデー期間に自宅を交換する事から始まる新しい門出のお話。アマンダはアイリスの兄グレアム(ジュードロウ)と出会い、アイリスは音楽作曲家のマイルズ(ジャック・ブラック)と出会う。それぞれの物語から人を愛する事って素敵だねって教えてくれる。あとね、お互いの家がまた良いのよね。アマンダの家は豪邸で、仕事柄家のシアタールームなんてすごすぎだし。アイリスの家は素朴だけどとっても可愛い。そして、この作品なんと言ってもグレアム演じるジュードロウからは、溢れんばかりの色気が。メガネのジュードロウ良い!!ほんと、どの作品見てもむちゃくちゃカッコいいよね、彼は。キャメロンも相変わらずコミカルでキュートで元気がもらえるし、とっても幸せになれる映画です。
さてさて、今年のクリスマスは、クリスマス兼、忘年会兼、12月生まれの誕生日会としてごく少人数で集まります!皆さんもよいクリスマスを。
- ホリデイ
- 2006年作品
- ナンシー・マイヤーズ監督
- キャメロン・ディアス主演
- ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ 他
『マトリックス レザレクションズ』やぁ、元気だった?
ネオ、モーフィアス、トリニティ久しぶり!何してたの?元気だった?そんな気持ちです。ほんと。
核心に触れずに見た感想を書きますが、3部作復習した方が100倍楽しめます。とだけお伝えしておきます。
『マトリックス レザレクションズ』
マトリックスを最初に見たのは中学生くらいかな。とにかく映像がすごい!なにこれカッコいい。と思った記憶がある。銃弾を避けるシーンとかほんと印象的だった。アクションシーンが何よりすごい。今回の作品もしっかりと魅せるアクション全開で、随所にセルフオマージュが施され懐かしさが一気に込み上げてきた。トリロジーで救世主として現実世界の平和を取り戻したネオ(キアヌ・リーブス)、ネオを愛しそして信じて一緒に戦ったトリニティ(キャリー=アン・モス)彼らは死んだはずではなかったのか。ネオを現実世界へ連れてきた張本人モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)はザイオンを守りきれたのか。あの戦争のその後を描く。私がなによりもこの作品でよかったのは、映画は男のものみたいに言われていたそういう概念(世間の思い込み)、また勝手に定義された幸せという概念(同上)をぶっ壊そうとしてくれた事かな。誰がどのように活躍するか是非その目で見てきて下さい。
さぁて、次のおかえりなさい映画はトップガンだね。来年が待ち遠しい!
- マトリックス レザレクションズ
- 2021年作品
- ラナ・ウォシャウスキー監督
- キアヌ・リーブス主演
- キャリー=アン・モス 他
関連作品
『スパイゲーム』生意気な後輩、そう私の事です。
仕事でとってもお世話になっている先輩がいる。年上で父ちゃんみたいな感じ。定年が近いから仕事の全てを教えてもらっている。
まぁ、企業としてどうかと思うが、西日本で彼しか出来ない仕事なので、ほんと何から何までお世話になってるのだ。
しかし、最近老眼のようで誤字脱字が酷く、毎回私がお小言を言っているとある日通販で拡大鏡を買ってた。ほんと、小娘が生意気を言ってすみません。超尊敬しております。
『スパイゲーム』
この作品も定年あと1日のネイサン(ロバート・レッドフォード)が、中国で捕まってしまったかつての部下ビショップ(ブラッド・ピット)を救うという話。しかも、所属のCIAはビショップを見放そうとしているので、ネイサンは内部の動きの裏を掻い潜りながら、遠く離れた彼を救うミッションを遂行するのだ。ほんと、緊張の連続。そして何故「かつて」か、と言うとこの二人昔色々あったのだった。さてさて、ネイサンは閉じ込められた部屋からどうやってビショップを救出するのか。60代のロバート・レッドフォードと30代後半のブラピ親子みたいな関係が最高によいのです。
あぁ、私もいつまでも先輩にひっつき虫していないで、ビショップ演じるブラピのように独り立ちせんとなぁと思う毎日です。
『はつ恋』あの時は、なくても何とかなった
スマホってほんと便利。電話もメールも出来て、ネットも出来て、地図もあるし、本も読めるし、映画も見れるし、ゲームも出来る。
スマホない時代の海外旅行なんて地球の歩き方片手に珍道中。友達と二人でイタリア行った時もトラブルの連続で。でもまぁ、それはそれで大爆笑しながらの旅で楽しかったけどね。
あの頃は人に聞かないと何も解決しないので、たくさんの人と交流があったな。ただ、でもほんともうスマホ無いと困るけど。
『はつ恋』
携帯電話が普及していない時代の映画。母親(原田美恵子)の病気と母のオルゴールが繋ぐはつ恋のお話。娘の聡夏(田中麗奈)はオルゴールから出てきた手紙と写真を見て、母のはつ恋の彼(真田広之)を探すのだが、現れた藤木は小汚い中年。感動の再会をさせたかった聡夏は藤木を無理矢理ジムやエステに連れ回すのだった。とまぁ、髪型と服装で小汚さは出てるけど、そして聡夏も言ってたけど真田さん元がいいから一瞬でイケてる中年に変身した。しかも着替えシーンで筋肉ムキムキだったし。とにかく二人のやりとりがずっと可愛くて仕方なかったな。そして、麗奈ちゃんもちょっと気の強そうな感じの顔つきがとても良い。なっちゃん大好きだったなと懐かしくなった。そうそう、作中は携帯電話がないから、行き違いがあったりリアルで連絡取れなかったり手紙でやりとりしたり、切なさもあるけど何だかあったかくて良い映画でした。
スマホは便利だけど、画面ばっかり見てないで目の前の人も大切にしていかないとね。