ポケット映画館

ちいさくまとめた日々の出来事と映画について。毎週水土更新、毎月1日は映画の雑談。

『岳-ガク-』山は逃げない

山は逃げない。山登りをする時に絶対に忘れてはいけないマインド。引き際を間違うとあっという間に命は無い。

 

山はいつでもそこにあり、そこで待っててくれるからね。天候悪くなりそうだったら、体調がおかしいなって思ったら引き返すが鉄則。

 

一歩間違ったら本当にびっくりするくらい簡単に死ねるけど、それでも山に戻りたくなるんだよね。それほど山は美しい場所だ。

岳-ガク-

北アルプスの山岳救助隊と、山岳救助ボランティア島崎三歩の物語。三歩(小栗旬)はその山に住んでる山岳救助隊隊長 野田正人(佐々木蔵之介)の後輩だ。山での遭難現場にいち早く駆けつけ山岳救助隊をサポートする。どんな状況でも遭難者を励まし敬い、そして山を最も愛する男。そんな場所へ山岳救助隊へ新人として椎名久美(長澤まさみ)が配属される。活動中、救助においてうまくいかない事、新人だからと言われる事、遭難者への怒り、色んな事と葛藤しながら彼女は成長する。そんな折、真冬の北アルプスで多重遭難が発生する。三歩が言う『一番山に捨てちゃいけないものは?』映画だし山でそんな事ないでしょって演出もあるけども、作品を通した久美の頑張りと、それに対する三歩の一言にぐっとくるんだ。

 

ほんとに山で出会う人達は本当に特別。山ではみんなお互い様、助け合い。この映画見て山は怖いって思うかもしれないけど、私はまた戻りたくなった。

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涸沢から奥穂高岳をのぞむ

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