『最終目的地』君はどこへ向かうのか
会社に映画好きの先輩がいる。「マッツ・ミケルセンわかります?」と聞くと、「北欧の至宝ですね。」と即答頂いてからとても仲良し。
私が最近、真田さん作品を買い漁っては、貸しましょうか?活動をしていると言われた一言。
「アジアのアイドルと言えば世の中はBTS一色なのに、君はどこへ走って行ってるんや」…確かに。
『最終目的地』
自殺した作家ユルス・グントの伝記を書きたい大学教師のオマーと、グント家との奇妙な家族の歩みを描く。久しぶりにこれ映画館で見たかったなって作品だった。ジェームズアイヴォリーの描くドラマが好き。音楽も画面の色合いも人々の掛け合いも全部良いわ。真田さんはピート役。ピートはアダム・グント(アンソニー・ホプキンス)の長年のパートナーで徳之島出身の日本人。当作品の真田さんのインタビューを読んでいて印象的だったのは、監督からゲイの役だが余計なことは考えないで、普通に演じて欲しいと言われた。というところ。私も漫画や映画で見るようなゲイっぽさを野暮ったく感じていたのでそういうアプローチを望まれていたのは嬉しかったな。それから、撮影時期はちょうどラッシュアワー3と同時だったそうです。真逆の作品だけど、しっかり切り替えて演技をされているのはさすがですね。
さて、BTSは歌も彼らの考え方も素晴らしいけど、私は映画の民なので同じく素晴らしい仕事をされている真田広之、トニー・レオン、マ・ドンソク方面へ走って行きます。
- 最終目的地
- 2009年作品
- ジェームズ・アイボリー監督
- アンソニー・ホプキンス主演
- 真田広之 他