ポケット映画館

ちいさくまとめた日々の出来事と映画について。毎週水土更新、毎月1日は映画の雑談。

『恋は雨上がりのように』優しさの距離

ある夜、友達から着信。「最近、何かあった?しんどい事あったら聞くよ。」

 

若い頃は色々と思う事があり、でも他人には何となく言えず一人で悩んでいた。電話をくれた子も普段からよく会ってたけど、特にそんな事相談もしてなかったから、本当にびっくりした。

 

「ありがとう、なんにもないよ。」と返したが、なんでもなくなったのは彼女の優しい声が私の心にそっと届いたからだったな。

恋は雨上がりのように

優しさの距離とは本当に難しいものだ。近づきすぎても、遠すぎても役にたたないばかりか、焦りや不安を増長する事にもなる。高校生の橘あきら(小松菜奈)は自身の怪我で陸上の選手の夢がたたれてしまう。偶然入ったファミレスで出会った店長の近藤(大泉洋)に優しく声をかけられ、一目惚れ。あきらは、バイトとしてファミレスで働くことになるが。若い時は、良いも悪いも一直線で何かを失うと全てを失った気持ちになる。それが情熱を燃やしていた物であればあるほど。そして、その反動も大きい。この近藤店長がどこまでも大人で、優しさの距離を間違わないのが本当に良いのです。私がときめいてしまったわ。小松菜奈ちゃんの気の強い感じもよいし、とにかく大泉洋がほんとよろしい!あと、当時映画館のプロモーションで主題歌のフロントメモリーがずっと鳴ってたんよね。あの歌好きで今もずっと聴いてる。

 

私のまわりの友達は優しさの距離の物差しがほんと上手で心地よい人たちが多いです。ありがたいです。そして、小松菜奈ちゃん結婚おめでとう。

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