『チック、チック…ブーン』画面を越えて、もう一度外へ
学生時代映画を見ると言ったら、映画館へ行く、レンタル屋で借りる、本屋で廉価版DVDの購入、あとは金曜ロードショーでビデオ録画しかなかった。
今はそれに加えて、通販、オークション、WEBフリマ、配信があって家に居ながら映画が手に入る。ほんと、映画館行く以外家から出なくても楽しめる時代になったよね。
あと、Netflixほんとすごい。正直、Netflix制作作品で出した時どうなんかな?と思ったけど、映画館で見るレベルの映画ばかりです。
『チック、チック…ブーン』
私はミュージカル映画は好きで見るけど、舞台のミュージカルってぜんぜん知らなくて。ロシアでキャッツ見たのと、ロンドンでレミゼを見ただけ、思い返せば日本では見た事が無い。さて、この作品の主人公はジョナサン・ラーソン(アンドリュー・ガーフィールド)。ミュージカルの脚本家、作曲家である。後に代表作RENTをつくるのだが、当時の彼の人生は順風満帆ではなく30歳を目前にブロードウェイデビューもしていない。そんな彼の苦悩と、作曲にかける情熱を描いたのが当作品である。もうのっけから「30/90」のナンバーが最高だし、名曲ぞろい。あとアンドリュー・ガーフィールドよすぎて衝撃的だった。ほとんどスパイダーマンの認識しか無かったので、見る目がかわりました。作中のパワフルさや繊細さがすごく心に響いたし、泣いたよ。Netflixでおすすめに出てて、何となく見始めたんだけど本当に見て良かった。
彼の代表作であるRENT来年の5月に東京公演があるらしい。絶対見に行く!Netflixで知って、舞台に出かける。もう一度映画から外へ。
- チック、チック…ブーン
- 2021年作品
- リン=エマニュエル・ミランダ監督
- アンドリュー・ガーフィールド主演
作品関連商品