『岳-ガク-』山は逃げない
山は逃げない。山登りをする時に絶対に忘れてはいけないマインド。引き際を間違うとあっという間に命は無い。
山はいつでもそこにあり、そこで待っててくれるからね。天候悪くなりそうだったら、体調がおかしいなって思ったら引き返すが鉄則。
一歩間違ったら本当にびっくりするくらい簡単に死ねるけど、それでも山に戻りたくなるんだよね。それほど山は美しい場所だ。
『岳-ガク-』
北アルプスの山岳救助隊と、山岳救助ボランティア島崎三歩の物語。三歩(小栗旬)はその山に住んでる山岳救助隊隊長 野田正人(佐々木蔵之介)の後輩だ。山での遭難現場にいち早く駆けつけ山岳救助隊をサポートする。どんな状況でも遭難者を励まし敬い、そして山を最も愛する男。そんな場所へ山岳救助隊へ新人として椎名久美(長澤まさみ)が配属される。活動中、救助においてうまくいかない事、新人だからと言われる事、遭難者への怒り、色んな事と葛藤しながら彼女は成長する。そんな折、真冬の北アルプスで多重遭難が発生する。三歩が言う『一番山に捨てちゃいけないものは?』映画だし山でそんな事ないでしょって演出もあるけども、作品を通した久美の頑張りと、それに対する三歩の一言にぐっとくるんだ。
ほんとに山で出会う人達は本当に特別。山ではみんなお互い様、助け合い。この映画見て山は怖いって思うかもしれないけど、私はまた戻りたくなった。
涸沢から奥穂高岳をのぞむ
『アナザーラウンド』映画とお酒と
最近、お酒関係の会社さんとお仕事をしておりますが、これからアルコール飲料業界もどうなっていくんでしょうかね。
居酒屋も閉まり、家飲みって言っても店ほど大量に飲むわけではないし。飲むって事自体への価値観とかもかわっていくんでしょうね。
かく言う私も昔は会社終わりに皆でわいわい飲んでるのが楽しかったですが、今は映画見ながらゆっくり飲むのが幸せですし。
『アナザーラウンド』
中年の危機を迎えた教師の同僚4人。マーティン(マッツ・ミケルセン)は、生徒にも妻アニカにも相手にされない冴えない歴史教師。この人生から脱却する為、同僚の心理学教師ニコライ(マグナス・ミラン)、体育教師のトミー(トマス・ボー・ラーセン)、音楽教師のピーターと共にある学者が提唱する理論の仮説検証をしてみることに。「血中アルコール濃度を常に0.05%に保つと仕事の効率があがる」これで人生うまくいく……はず?この主演4人の酔っ払い演技がうまくて、自分もほろ酔いと二日酔い気分になった。マッツは、相変わらず色気があるしデンマーク映画ならではの良い役。そして、元ダンサーマッツのダンスも見れちゃうのですごく好きな作品です。
最近は寒いのでホットワインをよく飲みます。ホットワインにする時は、安い赤ワインとポンジュースのりんごとを割ると、即席サングリアになって最高においしい。
- アナザーラウンド
- 2020年
- トマス・ヴィンターベア監督
- マッツ・ミケルセン主演
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』真のホスピタリティ
私は旅行が好きで暇を見つけては友人とあっちこっち出掛けていた。私も友人も車がないので、その場で遊べるところがありがたい。
という事で、昔よくCMで見かけたパルケエスパーニャに行くことにした。学生時代の話だが、行ってびっくりガラガラ状態。
パレードを見るのもまばらな人。でも、実はこれこそがここの良いところで、無条件にパレードにひきずり込まれる。キャラがずっとわたしから離れない。Dランドなんて一瞬で通り過ぎていくのに。この距離感こそがパルケエスパーニャなのだ。
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』
ゴーストバスターズ/アフターライフ見てきました。監督はアイヴァン・ライトマンの息子のジェイソン・ライトマン。
ネタバレは書きませんが、1と2の正式な続編ですので、復習してからの鑑賞を強くおすすめします。
あのB級映画感は残しつつしっかり現代風の作品になっているしとても良い作品のでした。随所にオマージュをちりばめてゴーストバスターズに愛とリスペクトを持って作られてるなって言うのがすごくよく感じられる。
是非是非劇場でご鑑賞を。
映画では、過去作への『愛とリスペクト』これに勝るホスピタリティはありませんな。
パルケエスパーニャ何年か前にもいったけどやっぱりガラガラで、でもパレードは相変わらず人を巻き込むパターンで死ぬほど楽しかったです。キャストのお兄さんと踊り狂いました。コロナおさまったら、こちらも是非
- ゴーストバスターズ/アフターライフ
- 2021年作品
- ジェイソン・ライトマン監督
- マッケンナ・グレイス主演
- ポール・ラッド、フィン・ウルフハード 他
『スティング』亀の甲より年の功
年配の方には映画好きが多いので、しゃべっていてとても楽しい。昔の映画で何か面白いの教えて!と言うと、名作が色々出てくる。
トムクルーズと言えば?って聞くと、「トップガン」、「カクテル」とか言う世代の人たち。私たちの世代だと「M:Iシリーズ」やね。
教えてもらった映画は家に帰って速攻で見る。ほんと面白いのよ。昔の映画は古典だからね、ほんと王道でいて全く蛇足がない。
『スティング』
その人たちに教えてもらった一作。詐欺師のフッカー(ロバート・レッドフォード)とルーサー(ロバート・アール・ジョーンズ)、不運にも最後に盗んだ金は大物ギャングのロネガン(ロバート・ショウ)の物だった。ロネガンの報復としてルーサーが殺されてしまう。フッカーは、かつてのルーサーの友人で元大物詐欺師のゴンドーフ(ポール・ニューマン)を頼りシカゴへ向かう。ここから壮大な復讐劇がスタートする。古き良きアメリカ。メインテーマとして流れるエンターテイナー!まさにこの作品の事だね。騙し騙され、すごくよく練られたストーリーで最後の最後まで本当に楽しかった。ゴンドーフの賭博場のシステムも凄すぎるし、さすが伝説の詐欺師。あと、カード捌きがすごかった。見た後に、主演のロバートレッドフォード最初聞いた時誰かわからなかったけど、スパイゲームのネイサンだったって言ったら、それ最近の映画やなって言われた。それでも20年前の作品やんね。
おっちゃん達と映画の話をしていると、おっちゃん同士で懐かしい〜なぁ。ゆうてしゃべってるあの嬉しそうな顔も好き。また教えてもらおっと。
- スティング
- 1973年
- ジョージ・ロイ・ヒル監督
- ロバート・レッドフォード主演
- ポール・ニューマン 他
『Dear フランキー』子はどんどん成長する
友達の子供とよく遊ぶ。生まれた時から知ってるしもう親戚気分。大きくなってきた今ではその子を預かって映画館へ行ったりもする。
友達と一緒に保育園へ迎えに行く事があって、そしたら園児たちは見知らぬ私に興味津々。「誰のお母さんなん?」って誰が言ったら、その子は「私のお母さんの友達やけど、私の友達!!」
そっか。遊んであげてたと思ったら、私が遊んでもろてたんやね。ほんと、大きくなったね!
『Dear フランキー』
何かから逃げるように引っ越しを繰り返す一家。息子のフランキー(ジャック・マケルホーン)は離れた父と文通で心通わすが、実は父と偽って書いているのは母親のリジー(エミリー・モーティマー)。ある日フランキーは同級生に父を連れてこいと言われ、母親は友人に紹介してもらった見知らぬ男性(ジェラルド・バトラー)に父親役を依頼する。フランキーは念願の父親に会えると目をキラキラ輝かせ、同級生にも自慢げに見せ、でも嬉しさのあまりなかなか家に帰りたがらない。それには母親も困惑するが、見知らぬ男はもう1日会おうと約束する。必死で子供の事を守ってたと思ったら、守られてたみたいなそんな話。ジェラルド・バトラーといえばエンドオブシリーズとか、ハンターキラーとか絶対死なない無双映画のイメージが強いけど、こうヒューマンドラマでのちょっと無器用だけど包容力のあるこういう役が好きだな。どちらの彼も私に生命力を与えてくれる。
人の子供見てるとほんと成長ってあっという間で嬉しくもあるけど、足元にまとわりついてたあの頃が懐かしく少し寂しくもあるわね。
- Dear フランキー
- 2004年作品
- ショーナ・オーバック監督
- エミリー・モーティマー主演
- ジェラルド・バトラー 他
[映画の雑談]わざわざディスクを買う理由
私、なんだかんだ仕事が好き。
と言っても、毎年右上がりのノルマとか、社内忖度の為の折衝ごと、会社の謎ルールは嫌ですけどね。何なんですかあれ。お客さん対応より体力使うわ。
仕事ね。特にチームでする仕事が好きで、完遂出来た時の達成感とか、失敗しても分かち合える仲間がいるとか。あと、色んな人と仕事をすると様々な学びもある。プロジェクト的な仕事は良いなって思う瞬間が多くあります。
『私がディスクを買う理由』
配信便利ですよね。私もめっちゃ使います。色んなのに登録して見まくってます。
でも、メイキングとかインタビューとか無いんですよ。あれ!あれを見るために私はわざわざディスクを買うのです。
あの作品どうやって作ってるんだろう。あのシーンは。俳優や監督、スタッフの言葉で知る舞台裏。最高に好き。たまに本編より長い特典映像とかあるし。いや、ほんとありがたいです。ますます作品や俳優を好きになります。
皆さんも是非この作品は!というものは、DVDやBlu-rayを購入してみて下さいね。(ちなみにレンタル落ちDVDとかは特典映像がなかったりするのでお気をつけを。)
さて、好きな俳優の言葉を胸に明日からも仕事頑張るぞ。
- ロンドンで出会った騎馬警官とお馬さん
すぐに映画のお供になるやつ
『最終目的地』君はどこへ向かうのか
会社に映画好きの先輩がいる。「マッツ・ミケルセンわかります?」と聞くと、「北欧の至宝ですね。」と即答頂いてからとても仲良し。
私が最近、真田さん作品を買い漁っては、貸しましょうか?活動をしていると言われた一言。
「アジアのアイドルと言えば世の中はBTS一色なのに、君はどこへ走って行ってるんや」…確かに。
『最終目的地』
自殺した作家ユルス・グントの伝記を書きたい大学教師のオマーと、グント家との奇妙な家族の歩みを描く。久しぶりにこれ映画館で見たかったなって作品だった。ジェームズアイヴォリーの描くドラマが好き。音楽も画面の色合いも人々の掛け合いも全部良いわ。真田さんはピート役。ピートはアダム・グント(アンソニー・ホプキンス)の長年のパートナーで徳之島出身の日本人。当作品の真田さんのインタビューを読んでいて印象的だったのは、監督からゲイの役だが余計なことは考えないで、普通に演じて欲しいと言われた。というところ。私も漫画や映画で見るようなゲイっぽさを野暮ったく感じていたのでそういうアプローチを望まれていたのは嬉しかったな。それから、撮影時期はちょうどラッシュアワー3と同時だったそうです。真逆の作品だけど、しっかり切り替えて演技をされているのはさすがですね。
さて、BTSは歌も彼らの考え方も素晴らしいけど、私は映画の民なので同じく素晴らしい仕事をされている真田広之、トニー・レオン、マ・ドンソク方面へ走って行きます。
- 最終目的地
- 2009年作品
- ジェームズ・アイボリー監督
- アンソニー・ホプキンス主演
- 真田広之 他