『インソムニア』そうそう、こういう感覚懐かしいな
緊急事態宣言があけて、馴染みの飲み屋に顔を出す。マスターとは2年ぶりの再会。常連客に混じってカウンター席でお酒を頂く。
ふと近くに座ったお客さんと仲良くなり会話が弾んで仕事の話になった所、会社の営業先の役員だった。在宅勤務やお家時間も好きだけど、こういう偶然って本当大切にしたいなと思った瞬間だったな。
さて、偶然の出会いといえば先日ふらっと入店したBOOKOFFでクリス・ノーラン監督の旧作品を見つけた。配信には無かったので未見だった作品。嬉しくなって即購入。
『インソムニア』
白夜のアラスカで少女が殺された。死体は洗われ爪は切られ、そして体はあざだらけ。この猟奇的な殺人事件の解決にむけてLA市警から応援でウィル(アル・パチーノ)とハップ(マーティン・ドノヴァン)が派遣される。ベテラン刑事のウィルは手際よく犯人を追い詰めていくが、この過程で彼は重大な事故を起こしてしまう。白夜の中、自身が起こした事故と過去の過ちが交錯し、良心に苛まれ不眠症になり精神が崩壊していく様が事件と同じくらい恐ろしかったよ。それをアル・パチーノが演じるので一段と異様な雰囲気がある。また、ロビン・ウィリアムズも不気味な役を演じヒューマンドラマ色が強くただのサスペンスでないのが面白い。クリス・ノーラン作品でありながら、脚本は自身で書いていない唯一の作品。
最近は配信が便利でめっきりレンタル屋や中古店巡りをしなくなってたから、たまには素敵な出会いを求めて街へでかけようと思う。もちろんちゃんとマスクしてね!
- インソムニア
- 2002年作品
- クリストファー・ノーラン監督
- アル・パチーノ主演